お坊さんをいつでも自宅に呼ぶことのできるお坊さん派遣サービスですが、その詳細をあまりご存知でない方も多いと思います。
同じお坊さん派遣でも仏教には宗派があるので、宗派の違いごとに依頼する会社を変えた方が良いのでは、と懸念されている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回は、お坊さん派遣サービスにおける宗派ごとの違いについて紹介したいと思います。
❖ 宗派ごとの違い
仏教には浄土宗や浄土真宗、真言宗、日蓮宗といった多くの宗派があります。
お坊さんが葬儀の際にお経を読むのは全ての宗派で共通ですが、お経の内容は宗派ごとに違っているのです。
「南無阿弥陀仏」で有名な法要の際のお経は宗派によって少しずつ異なりますし、浄土宗と浄土真宗は、皆で声に出して唱えるかどうかという点で違っています。
そのため、お坊さん派遣を依頼する際には皆さんの家の宗派が何なのかを確認し、先方に事前に伝えておかなければなりません。
宗派が分からない場合でも対応する派遣会社は多いのですが、分からないまま来てもらうよりは仏壇のデザインや祀りものを伝えて、宗派を教えてもらった方が良いでしょう。
分からないからと言って適当に法要を済ませてしまうのは良くないですよね。
会社によっては宗派が分からない場合に、電話越しにお坊さんと話ができて、伝えた内容から宗派を教えてくれるところもあるので、そういったところを選ぶようにしましょう。
❖ 宗派指名料とは?
僧侶派遣会社によっては宗派を指名することによって指名料として追加の料金がかかることがあります。
これは珍しい宗派や小規模な会社でよくあることなのですが、宗派が特殊であるとお坊さんの数が少なかったり、法事のための準備に手間がかかったりするため、その手間を埋めるために追加の料金が設けてあります。
しかし、これは会社の運営関係上仕方なく設けていることが多く、それ自体に費用がそこまでかかることはないため、考えるときは全体の依頼にかかる費用を比べるようにします。
その中で、サービスの良し悪しや、お坊さんの人柄の良し悪しを判断の基準としてどこに依頼するかを決めると良いでしょう。
お坊さん派遣は、来てくれるお坊さんに対して感謝料を払うものなので、良いお坊さんが来てくれるというのが最も重要なのです。
❖ まとめ
お坊さん派遣では皆さんのご家庭の宗派を確認し、宗派を理解した上で法要に来てもらうことが重要です。
その上で、来てくださるお坊さんの人柄が良さそうなところを見極めることで、納得のいくお坊さん派遣を受けることができます。
ぜひお坊さん派遣を依頼される際は、宗派とお坊さんの人柄の両方を見てみてください。