“お葬式” と聞くと、遺族の方にとって大変なイメージがあると思います。
しかし、最近では【一日葬】というプランがあり、それにより疲労や費用といった負担を軽減できることをご存知でしょうか?
今回は、一日葬について解説します。
❖ 一日葬とは
一般的にお葬式は、お通夜・葬儀・告別式を2日間かけて行います。
そして、一日葬はその名の通り、“お通夜を行わない”ことによって、お葬式を一日で完結させるものです。
⑴ 一日葬のメリット
1. 様々な点で遺族の負担が軽減される
2日かけていたものが、1日で終わるため、当然、様々な点で負担が減ります。
例えば、遺族の心身にかかる負担が軽減されます。
お葬式の準備や手伝いが忙しく、一番落ち着くべき遺族の方々が、さらに疲労を溜めてしまうケースもあります。
お葬式のバタバタが過ぎ去ってようやく、故人について落ち着いて考え、心の整理ができる方も多いのではないでしょうか。
また、参列者へ提供する料理や返礼品も1日で済みます。
2. 参列者の負担の軽減
参列者の負担も軽減されます。例えば、遠方から参加する方は、通常のお葬式ですと、宿泊施設を探す必要があります。そして、一泊分の宿泊費も負担することになります。
しかし、一日葬だと、日帰りという選択肢も増えるため負担が軽減されます。
⑵ 一日葬のデメリット
1. 弔問がしにくくなる
一般的に、会葬者のほとんどはお通夜に来られます。
なぜなら、「告別式は仕事があるから行けないけれど、お通夜なら仕事が終わった後、参加できる」というような方も多いからです。そのため、親族以外の人に参列していただくことが難しくなります。
2. 結局2日分の会場費用がかかるときがある
一日葬なら式場を借りるのは1日だけで良いと思いがちですが、式場の準備を前日にする必要があるため、2日分の費用がかかる場合もあります。
しかし、葬儀社により、打ち合わせの時点でこの点についても話しておくことが必要です。
3. お寺や参列者からの批判
一日葬は人気が高まっているとはいっても、まだまだ新しい形式のお葬式です。
そのため、伝統を重んじるお寺や参列者から批判される可能性があります。
もっとも、一日葬の性質からいって、身内だけのお葬式になることも多いため、その際は身内に理解を求めれば済むでしょう。
❖ まとめ
上記の内容を踏まえると、金銭面などの負担をある程度抑えた上でお葬式を開きたい方、家族や身内などを中心に小規模で行いたい方にはぴったりなのではないでしょうか?
「一日葬なんて菩提寺には相談できないな~」
そんな方は【僧侶派遣サービス】などを利用してみてはいかがでしょう?
様々なプランが用意されているため便利ですよ。