京都のお坊さんにも、お坊さん派遣会社に登録する人が増えている理由

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『お坊さん派遣会社の存在』を知っている方の中には「派遣会社って大丈夫なの?   お坊さんが派遣会社にわざわざ登録しているのがいまいちぴんとこない。  派遣会社のお坊さんって信頼できる?」

と心配の方がいらっしゃるかと思います。

数え切れないほどの寺がある古都・京都。

そんな歴史ある京都でも、近年ではお坊さんの派遣会社が増え、利用者も拡大し続けています。その裏にはお坊さん派遣会社に登録するお坊さんが急増しているという実態もあります。

そこで、今回の記事では、派遣会社に登録するお坊さんが増加している理由についてご紹介したいと思います。

 

1. 金銭的な理由

住職といえば、高価な袈裟に身を包み、金持ちの商人からお金をむしり取っているというイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。ですが、それは昔のこと。今や、多くの僧侶は、兼業しなければ生活が成り立たないほどに困窮しているのです。

特に、田舎出身の僧侶はなかなか仕事にありつけず困っているようです。仕事がありそうな都会に行っても、既にいくつもの寺が存在し、新参者は容易には溶け込めません。そのため、平日はサラリーマンをし、休日は住職として寺で働く人もいます。

京都の坊主Barという店が一時期有名になりましたが、住職と他の職を兼業している人は実際少なくないのです。なんとしてでも職を見つけるために派遣会社に登録するのは合理性があります。

 

2. 高いお金をもらいたくないから

お布施は、感謝の気持ちを込めてお坊さんに渡されるものであり、明確な値段設定はないとされています。ですが実際は、一回数万円のお布施を払うのが一般的であり、その額をなかなか払えない人がいるのは事実です。

一方で、お坊さん派遣会社の値段は明示されており、書かれているもの以外の金額は、基本的には要求されません。お坊さん会社から指定されるお布施の料金も、お寺のそれと比べて安いことが殆どです。

安泰であるように見える住職という職業でさえも、生活費が稼げないという危機に瀕しています。

世の中には、葬儀や法要などの際、悲しみにくれる人々のそばで、故人を弔い、人々を救いたいという志を持った素晴らしい僧侶の方々が多くいます。確かにAmazonの「お坊さん便」は批判を浴びていましたが、「お坊さんの力が必要とされているのなら…」と善意から登録するお坊さんも非常に多いです。

派遣か派遣じゃないかという形式的なことにこだわるのではなく、お坊さんや故人様への弔いのあり方について、今一度考えてみるのも良いかもしれませんね。

 

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