永代供養はいつから申し込む?タイミングについてご紹介

永代供養はいつから申し込む?タイミングについてご紹介

「子供にお墓を継がせる負担をかけたくない」
「自分がお墓を継ぐとしても、遠方に住んでいるため管理ができない」

こうした問題を解決するためのお墓の形として、近年「永代供養」が注目を集めています。
上記のような悩みから、永代供養を検討している方は多くいらっしゃいますが、そうした方が持つ疑問として、「いつから申し込めば良いのか」といったことが挙げられます。
そこで今回は、永代供養を申し込む時期について解説します。

⑴ 永代供養はいつから申し込む?

永代供養を申し込む時期としては、主に2パターンが考えられます。
ここでは、この2つのパターンそれぞれについて、タイミングや方法などをご紹介します。

① 生前予約の場合

生前予約とは、お墓に入る本人が元気なうちに、自分で自分のお墓を準備しておくことです。
従来は葬儀やお墓のことを元気なうちに考えることは「縁起が悪い」といった理由からタブー視されていた部分もありますが、近年では「終活」という言葉が広く認知されるようになったこともあり、永代供養の生前予約はそれほど珍しいことではなくなりました。

永代供養の生前予約をすることには、いくつかのメリットがあります。
例えば、家族の負担を減らせるといったことが大きなメリットとして挙げられます。
元気なうちに自分でお墓に関する手続きを行っておくことで、万が一自分に何かあったときでも、家族が落ち着いて対処できます。
他にも、自分の考えに合ったお墓を選べることも生前予約ならではのメリットです。

⑵ 墓じまいをして永代供養墓に移す場合

墓じまいとは、所有するお墓を解体・撤去して、管理者に使用権を返すことです。
墓じまいを行う時期に決まりはなく、いつでも自由なタイミングで行えます。
そのため、自分の生前予約と一緒に一家のお墓を墓じまいするといった場合もあれば、自分が入るお墓とは関係なく、一家のお墓を墓じまいして遺骨を永代供養墓に移すといった場合もあります。

わかりやすくパターンを挙げるとすると、墓じまいをして永代供養墓に移すパターンの例としては、例えば以下が考えられます。

① お盆やお彼岸のお墓参りシーズン

お盆やお彼岸でお墓参りを行った際に、「お墓が遠すぎる」「やはり管理が難しい」など、お墓参りの難しさを感じ、墓じまいを検討する方がいらっしゃいます。
いずれにしてもお盆やお彼岸はお墓について考える時期となるため、このタイミングに墓じまいを検討する方は多くいらっしゃいます。

② 身内が亡くなったとき

身内が亡くなると、必然的に納骨先を探すことになります。
このときに、お墓が遠くにあったり、跡継ぎがいなかったりすると、「今のお墓にそのまま納骨しても良いのか」と不安になる場合があります。
そのような場合に、墓じまいや永代供養を検討する方がいらっしゃいます。

③ 終活を始めたとき
ご自身の終活を始めたときに、「今のお墓を維持することが難しい」「自分が亡くなったらお墓を子供に継がせることになるが、墓守の負担をかけたくない」といった理由から、今あるお墓の墓じまいを検討する方がいらっしゃいます。
人によって理由は様々ですが、就活を始めたときは、同時に墓じまいや永代供養について考え始めるタイミングともなります。

❖ まとめ

今回は、永代供養を申し込む時期について解説しました。
永代供養を申し込む時期に決まりはなく、人それぞれのタイミングで検討や申し込みが行われています。
自分の永代供養墓を生前予約したいのか、一家のお墓を永代供養墓に移したいのかといった事情によってもタイミングは異なるため、そうした事情や目的もよく考えて、最適なタイミングを選ぶようにしましょう。

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