命日を過ぎた後でも法事はできる?命日に法事ができない場合の対処法は?

命日を過ぎた後でも法事はできる?命日に法事ができない場合の対処法は?

家族や親族が亡くなると、さまざまな行事が執り行われることになります。
法事はそうした行事の中の1つで、亡くなった日から数年、あるいは数十年に渡って複数回行われることが特徴です。
そうした法事は命日に行われるものですが、仕事の都合などによって命日に実施できないケースもよくあります。
そこで今回は、命日を過ぎてしまったあとの法事について解説します。

⑴ 命日を過ぎた後でも法事はできる?

結論から言うと、命日を過ぎた後でも法事を執り行うことは可能です。
古くから「仏様のことは先延ばしにしない」といった教えがありますが、その一方で、さまざまな事情により先延ばしを避けられないケースも考えられます。
そのため、避けられない事情がある場合は、法事が命日を過ぎた後になってしまうことは致し方ないと考えられます。

ただし、命日に法事ができない場合は前倒しにすることが一般的であるため、命日を過ぎた後での法事はあまり好ましくありません。
可能な限り前倒しでの実施を検討し、どうしても都合がつかない場合にのみ命日を過ぎた後での実施を選ぶようにしましょう。

なお、命日を過ぎた後での実施になってしまう場合は、親族への説明を欠かさず行うようにしましょう。
通常は前倒しにすることが一般的であるため、どうして命日の後になったのかをきちんと説明できるようにしておくことが大切です。

また、可能であればお墓参りだけでも命日に行っておくと良いでしょう。
「今年は年忌法要が先延ばしになってしまうけれど、ご容赦ください」と前もって故人に報告できれば、気持ちが軽くなります。

⑵ 命日には何を供えれば良い?

命日にお墓参りを行う場合、以下の品物を備えると良いでしょう。

*食べ物

食べ物を供える場合は、菓子折りや果物、ゼリーなどが一般的です。
故人が好きだった飲み物や食べ物を供える方もいらっしゃいますが、肉や魚は殺生につながるため、避けるべきだと言えます。
また、食べ物は季節によって適したものが異なるため、季節に合わせたものを選ぶことも意識すると良いでしょう。

*供花

お花を供える場合、故人が好きだった花や、その季節に合った彩りの良い花を選ぶと良いでしょう。
一方で、香りの強い花やトゲがある花は避けた方が良いと言えます。
また、華やかなフラワーアレンジメントなどは供える花としてあまりふさわしくないため、できるだけお供え物として適した花を選ぶことも意識しましょう。

❖ まとめ

今回は、命日を過ぎた後の法事と、命日に供えるものについてお伝えしました。
法事は命日を過ぎた後でも可能ですが、命日に実施できない場合は前倒しにすることが一般的です。
まずは前倒しでの実施を検討して、どうしても都合がつかない場合にのみ命日の後を選びましょう。

お電話でのお問い合わせ

24時間365日ご対応

通夜・葬儀は急な事ですので
必ずお電話でお願い致します