「お墓には何人入るのが普通なのだろう」
こんな素朴な疑問をお持ちになる方もいらっしゃるでしょう。
お墓の中身を見る機会はほとんどないため、お墓に何人分の遺骨が入るのか具体的なイメージができる人は少ないでしょう。
また、永代供養墓か、従来のお墓かといったお墓の種類によっても異なります。
そこで今回は、お墓に入る人数について解説します。
⑴ お墓に入れる人数は?
一般的なお墓の場合、納骨室に入る人数(遺骨)は6人分〜8人分程度です。
遺骨のおさめ方次第で入る数は前後しますが、大抵のお墓では6人分〜8人分程度が一般的です。
また、一口に納骨室と言っても、いくつかの種類があります。
・地下型
・地上型
・半地下型
納骨室は、一般的に上記の3種類に大別されます。
こうした種類によってもおさめられる遺骨の数は前後します。
さらに、納骨室が2段や3段の複数階構造になっている場合は、より多くの遺骨をおさめられます。
お墓を新たに購入する際は、今後何人分の遺骨をおさめることになるのかを考えた上で種類や構造を選ぶと良いでしょう。
⑵ 永代供養のお墓に入れる人数は?
永代供養のお墓の場合は、従来のお墓とは事情が変わります。
永代供養では、基本的に納骨できる人数がはじめから決まっており、契約内容によると言えます。
例えば、単独墓の場合は1人分、夫婦で入るタイプだと2人分、親子2世代のタイプだと4人〜6人分などと決まっています。
上記はあくまで例ですが、契約するお墓の種類を選ぶ際には、何人分の遺骨をおさめたいのか、どの種類のお墓が良いのかを慎重に考える必要があります。
また、永代供養墓の場合は、一度合祀すると遺骨を取り出せなくなる点に注意が必要です。
単独墓であっても集合墓であっても、一定期間を過ぎると遺骨が合祀され、他の方の遺骨と一緒に埋葬されます。
そうなると、遺骨を取り出すことはできなくなるため、あとから「やっぱり子や孫と一緒に埋葬したい」となっても、叶わなくなってしまいます。
また、規定の人数を超える人数分の遺骨は同じ場所におさめられないことにも注意が必要です。
そのような場合は、あふれた人数分の遺骨を別の区画におさめることになる可能性があります。
契約内容で後悔することのないように、契約時には「本当にこの契約内容で良いのか」を慎重に検討しましょう。
❖ まとめ
今回は、お墓に入る人数について解説しました。
お墓選びの際、思った以上に考えるのが難しいのが「何人分の遺骨を入れられるか」という問題です。
遺骨の収容人数で失敗することのないよう、従来のお墓か永代供養かにかかわらず、じっくりと時間をかけて検討するようにしましょう。
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