【永代供養】とは、寺院や霊園が遺族に代わって故人の遺骨の管理と供養をしてくれる方式です。
通常のお墓と異なり、遺骨の供養までを任せられるため、
「お墓参りは普通と違うの?」
「お墓参りはしなくても良い?」
といった疑問をお持ちになる方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、永代供養を選んだ場合のお墓参りについて解説します。
⑴ 永代供養でお参りは必要?
結論から言うと、お墓参りをするかしないかは本人の自由です。
永代供養ではお墓に供えるお花やお水を変えたり、周辺を清めたりといった管理を全て施設が行ってくれます。
定期的にきちんと供養も行われるため、遺族が直接お墓に出向いてお花を取り替えたり、清掃をしたりする必要はありません。
そのため、永代供養を選んだ方の中には、全くお墓参りをしないという方もいらっしゃいます。
その一方で、「永代供養であってもお墓参りは欠かせない」とお考えの方も多くいらっしゃいます。
永代供養のお墓参りに関してはルールがあるわけではなく、あくまで個人の考え方の違いであるため、ご自身の考え方や都合に応じて、お墓参りをするかどうかを決めましょう。
⑵ 永代供養でお参りを行う際の注意点
① お供え物
永代供養墓には、個別式や集合式といった種類の違いがあります。
施設によって決まりが異なるため一概には言えませんが、集合式の場合は、お供え物は置かないのが一般的です。
また、生ものは管理者に迷惑をかけてしまうため、永代供養墓のお墓参りでは持って行かないようにしましょう。
② 服装
服装に関して、特に決まりはありません。
法要の場合は喪服を着用しますが、お墓参りの場合は普段着で問題ありません。
ただし、永代供養墓であっても通常のお墓であっても、派手すぎる服装は避けた方が良いでしょう。
また、屋内でお参りをする場合は、素足はマナー違反となるので避けましょう。
③ 持ち物
永代供養ではお供え物を持っていく必要はありません。
花や線香をお供えできる永代供養墓の場合は、持参してお供えしても良いでしょう。
前述したように、生ものなど、管理者の迷惑となり得るお供え物は持って行かないようにしましょう。
❖ まとめ
今回は、永代供養でのお墓参りの必要性と注意点についてお伝えしました。
永代供養は遺族がお墓参りできない場合でもきちんと故人を供養できるように、寺院や霊園が代わりにお墓の管理を行う方式です。
そのため、お墓参りをするかしないかは個人の自由です。
通常のお墓とルールが異なる場合も多いため、永代供養でお墓参りをされる場合は、施設のルールを事前に確認し、お供え物に気を付けてお墓参りに行きましょう。
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