「身内が亡くなってしまった時にどのように供養すればよいのだろうか。」
こういった疑問から永代供養について詳しく知りたいとお考えになられる方は多いかと思います。
そこで今回は、永代供養の種類や特徴について詳しく解説します。
永代供養がご自身に向いているかどうかも分かりますので、ぜひ参考にしてください。
⑴ 永代供養墓にはどんな種類がある？
永代供養の代表的なお墓は以下の4種類です。
① 合祀（ごうし）型
② 墓石型
③ 樹木葬型
④ 納骨堂型
それぞれを詳しく見ていきましょう。
① 合祀型 は、複数の人を1つの建物の中に埋葬して祀る方式です。
多くのお寺や霊園では、この合祀型が使用されています。
合祀型のメリットには、亡くなった方が1人で寂しい思いをしないことや、維持管理費がかからないことなどがあります。
一方で、合祀された後は遺骨を取り出せないというデメリットもあります。
合祀型を選択したら、分骨や改葬ができないことを理解しておきましょう。
② 墓石型 は、永代供養で唯一お墓を建てられます。
通常のお墓のように、いつでも個人的に参拝して供養できる点がメリットです。
一方で、墓石代がかかるために費用が高くなってしまいがちです。
また、墓石を撤去する際は撤去費用がかかることも知っておきましょう。
③ 樹木葬型 は、ある樹木の周りに遺骨を埋葬する方式です。
墓石を用意する必要がなく、一度支払えば何度でも参拝して供養できるため、費用が安いというメリットがあります。
④ 納骨堂型 は、遺骨を個別に設けられた仏壇の中に安置する方式です。
納骨堂の中にあるため雨の日でも濡れずに参拝でき、お墓を建てるよりも費用は安い傾向にあります。
ただし、毎年維持管理費がかかることと、安置場所に立ち入りできない場合があることに注意が必要です。
⑵ 永代供養はどんな人に向いている？
永代供養に向いている人のポイントを2つご紹介します。
① お墓の後継者がいない人
永代供養墓はあらかじめ維持管理費を支払っておくシステムですので、定期的に誰かが来なくてもしっかりと管理されます。
② 他人に負担をかけたくない人
お墓は交通の便が悪い場所にあることが多く、お手入れや維持管理が大変です。
お墓の管理で親族に迷惑をかけたくないと考えられている方も、1つ目と同じ理由で永代供養に向いています。
❖ まとめ
今回は、永代供養墓の種類や永代供養に向いている人について解説しました。
将来お墓の後継者がいない方や、家族に迷惑をかけたくないと考えている方は、永代供養を検討してみましょう。
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