「遺骨を自宅に保管するのは良くないことなのか」
このように疑問をお持ちの方はいらっしゃいませんか。
この記事では、そのような疑問にお答えします。
ぜひ参考にしてみてください。
⑴ 遺骨を自宅に置くことが良くないと言われてしまう理由とは
遺骨を自宅に置いていると、良くないと言われてしまうことがあります。
その理由を4つご紹介します。
① 違法だと誤解されてしまう
法律上は、遺骨を自宅に保管しておくことは違法行為ではありません。
しかし、中には違法行為だと誤解している人もいます。
違法行為にあたるのは、遺骨を墓地ではない場所に埋葬することです。
これは墓地、埋葬に関する法律によって定められています。
しかし、自宅に遺骨を安置する場合は埋葬をしているわけではないので、違法行為には該当しないのです。
安置の域を超えて、自宅の庭などに埋葬してしまうと違法になるので注意してください。
② 縁起が悪いと思われる
世の中には、自宅に安置しておくことは縁起が悪いと思われる方もいます。
③ 遺骨を見ることに抵抗がある
特に小さなお子さんは遺骨を見ることに慣れていなかったり、身近にあることに違和感を感じたりして、「怖い」「気分が落ち着かない」と感じるかもしれません。
④ 適切に管理しないと遺骨にカビが生えてしまう
遺骨を適切に処理して保管しないと、カビが生えてくる可能性があります。
カビが生えてしまったら、供養の際に除去する必要があります。
そうならないように適切に管理する必要があると言えます。
⑵ 自宅で安置するのが良くないと言われた時の対処法とは
続いては、対処法をご紹介します。
まずは違法だと言われた場合の対処法です。
これに対しては、違法行為は土の中に遺骨を埋める行為であり、手元供養に関しては違法ではないことを伝えると良いでしょう。
縁起が悪いと言われた場合は、「仏教の観点から見ても分骨は昔からある供養法であり、問題はない」と伝えると良いです。
また、大切な故人を身近に感じるためにも手元供養をしているのだ、と伝えると、大切に思っていることもわかってもらえるでしょう。
❖ まとめ
この記事では、遺骨を自宅で安置することについて解説しました。
中には自宅に保管しておくことを良くないと思う人もいます。
良くないと言われた場合には、正しい知識を持って対処すると良いでしょう。