家族のお墓がない方や、墓仕舞いをしようと考えている方の中には、お墓がなくても納骨ができるのか不安な方も多いでしょう。
今回は、納骨に関する基礎知識や、お墓以外の納骨場所について解説します。
⑴ 納骨について解説します!
納骨する場所について解説する前に、そもそも「納骨」とは何を指すのかを解説します。
納骨には2つの意味があります。
① ご遺体の火葬後のご遺骨を骨壷に移すこと
② 骨壷に移したご遺骨をお墓や納骨堂に納める
一般的に、火葬後のご遺骨は骨壷に入れた後、すぐにはお墓や納骨堂に納めず、しばらくは自宅の仏壇に安置することが多いです。
そのため日本では、この一連の流れを納骨と呼ぶようになりました。
一方で、火葬後のご遺骨を納骨せずに自宅で安置したり、散骨したりする供養方法もありますが、まだ少数派です。
⑵ 納骨する場所について解説します!
納骨とは何を指すのかお分かりいただけたでしょうか。
この項では、お墓だけではないさまざまな納骨する場所について解説します。
① 一般墓
大半の方がお墓と聞いてイメージする墓地や霊園にあるもので、一度所有すると代々引き継がれる日本の伝統的なお墓のことです。
一般墓は「公営霊園」、「民営霊園」、「寺院墓地」の3つに分けられます。
② 納骨堂
文字通り、ご遺骨を納骨する場所ですが、一般墓とは異なり屋内施設になっています。
ロッカーのように小分けされた場所に納骨するロッカー型の納骨堂や、上段に仏壇を下段にご遺骨を納められる仏壇型の納骨堂があります。
また、参拝の時だけご遺骨が運ばれてくる仕組みの、自動搬送式の納骨堂もあります。
③ 合祀墓(ごうしぼ)・合葬墓(がっそうぼ)
個人や家族ごとに区分けせず、ご遺骨を他人と分け隔てなく供養します。
費用が最も安く済む反面、他人と御遺骨を混ぜられることに抵抗がある方も少なくありません。
④ 樹木葬
ご遺骨を自然に還すために草木や花々に囲まれた場所に納骨する方法です。
自然の度合いや雰囲気の違いにより「里山型樹木葬」、「公園型樹木葬」、「ガーデン型樹木葬」の、大きく3つに分けられます。
❖ まとめ
今回は、お墓を建てなくても納骨が可能なことや、その納骨場所についてご紹介しました。
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