『供養』という言葉は知っていても、目的や方法を詳しく知らないという方も多いのではないでしょうか。
供養の種類はどれくらいあり、対象物は何になるのでしょうか。
この記事では、供養の種類や対象物を紹介します。
⑴ 供養にはどんな種類がある?
供養の種類は3つです。
それぞれ紹介します。
① 仏教供養
仏様や菩薩、諸天に尊敬の気持ちを向けて、香華や燈明、飲食などの供物を捧げて行う供養のことです。
それぞれ、香華は焼香や線香、燈明は蝋燭や電球、飲食は食べ物や飲み物のことを指しています。
② 追善供養
死者に向けて行う供養のことです。
仏壇に花やお菓子などを供えて手を合わせることや命日の法事も追善供養です。
日本独自の先に死んだ者が生きている者に影響を与えるという祖霊信仰の考え方と、善い行いをすれば必ず自分に帰ってくるという仏教の因果応報の考え方が合わさってできた供養です。
③ 行供養
仏教の教えである因果応報に従って、仏道修行することです。
善い行いをし、仏の道を目指すことを目的としたものです。
⑵ 供養の対象は?
本来供養の対象となるのは仏や人ですが、思い入れのあるものやお墓も対象になる場合があります。
供養の対象やそれぞれの供養方法を3つ紹介します。
① 仏壇やお墓
新しくお墓を建てる際に、死者の魂を墓石に宿らせる儀式の開眼供養が行われます。
他にも、四十九日や百箇日、一周忌などの節目に行う場合もあります。
② ペット
愛犬や愛猫などの飼っていたペットが死んでしまった際にも供養は行われます。
供養方法は、「自宅供養」「庭への埋葬」「ペット専用の合同埋葬や永代供養」「ペット霊園」などがあります。
人間とペットが共に入れるお墓もあります。
また、遺毛や遺骨をアクセサリーなどに加工して、身に着ける方もいます。
③ 思い入れのあるもの
アルバムや日記、お守りなど、その人にとって思い入れがあり捨てたくないという場合は、供養するという方法があります。
感謝祭や供養祭で、特定の物を供養する場合と、通年で供養を受け付けてくれる場合があります。
事前に供養できる物かどうかを確認しておきましょう。
❖ まとめ
今回は、供養の種類や対象物を紹介しました。
それぞれ供養の対象となるものは、供養する人にとってかけがえのない人やもの
でしょう。
意味を大切にして、気持ちを込めて供養しましょう。
何か分からないことや悩みがあれば、ぜひ弊社にご相談ください。