「永代供養を考えているが、期間や管理について分からないことが多い」
「永代供養はいつまでやってもらえるのだろう」
このようにお考えの方は多いのではないでしょうか。
今回は、永代供養の期間と管理についてご紹介します。
⑴ 永代供養の期間とは?
永代供養とは、寺院や霊園が遺族に代わって遺骨の管理と供養を行ってくれる埋葬方法を指します。
永代は「長い年月」や「永久」を意味する言葉ですが、永代供養を選べば永久に供養をしてもらえるということにはなりません。
では、永代供養はどれくらいの期間、供養を行ってもらえるのでしょうか。
① 永代供養の期間
遺骨の安置期間はすべて同じではありません。
寺院や霊園、あるいは、遺族のご希望などによってさまざまです。
17回忌や50回忌など、区切りもさまざまですので、申し込みの前によく確認しておきましょう。
② 安置期間が過ぎたら
遺骨を個別に安置する期間を過ぎたら、一般的には共有墓地に入り合祀されます。
共有墓地に入ったら供養されなくなるということではなく、引き続き手厚く供養されます。
多くの場合は、合祀されてからは年間の管理料はかかりません。
ただし、安置期間が過ぎたあとで年忌法要を行う場合は別途費用が発生します。
⑵ 安置期間中の管理は?
遺骨の安置期間はさまざまであると述べましたが、安置期間中の遺骨の管理も施設ごとに異なっています。
まず、共用部分についてですが、共用部分の管理は当然ながら寺院や霊園が行います。
一般的なお墓の場合はお墓の管理を自分で行う必要があります。
しかし、永代供養であればその必要はありません。
お墓の管理も寺院や霊園が行ってくれます。
次に、供養の回数についてです。
永代供養墓での供養の回数は、こちらも施設ごとに異なります。
すべての施設が同じやり方や頻度で供養を行っているわけではないのです。
こういった供養の回数は、宗派や管理者の意向、価格などによって異なります。
中には、料金を上乗せすることで法要の回数を増やせるケースもあります。
ただし、供養は手厚く行われるため、回数が少ないからといって供養の質を心配する必要はないでしょう。
また、永代供養墓であっても、定期的なお墓参りは個人でも行うべきでしょう。
先祖に対する畏敬の念は、お墓の形式とは関係ありません。
定期的なお墓参りをして、先祖の霊を慰めましょう。
❖ まとめ
今回は、永代供養の期間や管理について解説しました。
期間・管理ともに、明確な決まりはなく、利用者によって異なります。
永代供養をお考えの方は、利用したいと考えている施設の情報を事前に詳しく調べておくと良いでしょう。