「永代供養ではどんな法要が行われるのだろう」
このような疑問をお持ちの方は少なくないのではないでしょうか。
今回は、永代供養の法要について解説します。
⑴ 永代供養での命日の法要はどうなる?
永代供養での命日の法要は、寺院や霊園が定期的に行ってくれます。
そのため、無縁になる心配はありません。
ここでは、一般的に多い4つの永代供養の法要をご紹介します。
① 春と秋のお彼岸の供養
それぞれのお彼岸の時期には、寺院や霊園で手厚い法要が行われます。
春のお彼岸は、春分の日とその前後の3日間を合わせた7日間です。
秋のお彼岸は、秋分の日とその前後の3日間を合わせた7日間です。
② 回忌供養
回忌供養では、一周忌や三回忌といった命日に法要が行われます。
長い場合でも、三十三回忌あるいは五十回忌を最後とするケースが比較的多いです。
③ 祥月命日の供養
祥月命日とは、亡くなった日を指します。
祥月とは亡くなった月のことで、亡くなった日と合わせて祥月命日と呼ばれます。
④ 月命日などの定期的な供養
月命日は、亡くなった日のみを指します。
例えば、11月23日に亡くなった方の場合は、毎月の23日が月命日となります。
永代供養の法要はさまざまですが、いずれにしても手厚く丁寧な供養を受けられます。
⑵ 永代供養でも法事は行える?
永代供養では、個人への供養はお墓を管理している寺院や霊園が行ってくれます。
そのため、基本的に遺族の方で法事を行う必要はありません。
しかし、遺族側でも法事は行えます。
遺族側で法事を行うメリットとしては、大きく分けて2つのことが挙げられます。
① 故人への追善供養
追善供養とは、故人がきちんと成仏できるよう、遺族が法要やお墓参りを行うことです。
遺族が法事といった善行を故人に代わってすることで、故人がさらに得を積めます。
故人の冥福を祈れるため、迷ったら遺族側で法事を行うのも良いでしょう。
② 法事を通して遺族が顔を合わせられる
法事は遺族が集まるきっかけになるため、親戚同士での親睦を深められるでしょう。
遺族側で法事を行うことにはこのような大きなメリットがあるため、永代供養であっても、一度遺族側で法事を行うことを検討してみると良いでしょう。
❖ まとめ
今回は主に、永代供養における命日の法要について解説しました。
永代供養にはさまざまなメリットがあるため、お墓について考える際は永代供養を選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。