「合祀墓って何なの?」
「他のお墓とは何が違うの?」
という疑問をお持ちの方はいらっしゃいませんか。
お墓に関する情報を普段から集めている人は、そう多くはないでしょう。
そのため、分からないことも多いですよね。
そこで今回は、合祀墓の意味とそれを利用する際の注意点についてご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
⑴ 合祀墓の意味とは
合祀墓とは、不特定多数の遺骨を1つにまとめて埋葬するお墓のことを指します。
もともと、合祀には複数の神や霊を祀るという意味があり、それが仏教のお墓で複数の遺骨を一緒に埋葬する際の言葉として用いられるようになりました。
永代供養墓や合同墓など他の呼び方をする場合も多いです。
永代供養墓は、霊園やお寺がお墓を管理してくれることを指します。
一方、合祀墓ではないけれども、【樹木葬】や【納骨堂】などは永代供養墓に含まれます。
また、同じ場所に遺骨を埋葬することから、共同墓地と混同されることも多いです。
しかし、現在では埋葬方法やサービスの多様化が進行しているので、実際にその内容を聞かないとわからないケースも多くなっています。
そのため、「合祀墓だから、絶対にこうである」と決めつけることは、あまりおすすめできません。
気になっている霊園や寺院などがある場合は、直接その施設に問い合わせて、どのような埋葬方法があるのか確認するようにしましょう。
⑵ 合祀墓を利用する際の3つの注意点
① あとから遺骨を回収できない
合祀墓に納骨した場合、他の人の遺骨と混合しているため、後から取り出すことはできません。
本人の遺骨を探すことは物理的に不可能ですし、お墓を荒らすことにもなるので、倫理的にも問題です。
お墓の引越しをお考えの場合、墓石のお墓や納骨堂などで、骨壷のまま納骨しておく方が良いでしょう。
② 供養形態が本人や家族の気持ちを尊重して決められているか?
共同のお墓なので、どうしても故人の存在を希薄に感じやすいです。
そのため、
「故人との接点を感じていたい」
「遺族の心の拠り所にしたい」
という場合は、合祀墓は向いていません。
そのようなお墓を希望する場合は、家族単位で埋葬する一般的なお墓がおすすめです。
③ 親族間のコミュニケーションが取れているか?
コミュニケーションをよく取ることで誰がお墓を継承するかを決めやすくなります。
また、継承可能な親族は、4から6親等以内まで拡大できます。
ただし、霊園や寺院によって継承できる範囲が異なりますので、事前に確認しておくようにしましょう。
❖ まとめ
今回は、合祀墓の意味とそれを利用する際の注意点についてご紹介しました。
合祀墓は、他の人の遺骨と一緒にまとめて供養する埋葬方法の1つです。
利用する際には、後悔しないように、しっかりと相談しておくことが大切です。
ぜひこれらの情報を参考にしてください。
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