「ペットの納骨の流れがわからない」
「亡くなったら何をすればいいのか知りたい」
このようにペットの納骨でお悩みの方はいらっしゃいませんか?
可愛いペットも大事な家族なので、丁寧に納骨してあげたいですよね。
そこで今回は、ペットを永代供養する際の流れについて解説します。
⑴ ペットの供養について
全国の飼育頭数は、2019年12月時点で
犬が879万頭、猫が977万頭と年々増加しています。
近年の少子化や晩婚化の影響により、ペットブームが引き起こっています。
今やペットは、大切な家族の一員と考える方もたくさんいらっしゃるでしょう。
いつまでも元気よく生きていて欲しいものですが、いつか愛しいペットともお別れしなければならない時がやってきます。
安らかに休んでもらうためにペットの供養の流れを確認しておきましょう。
犬や猫をはじめとしたペットの供養の仕方は、彼らの言葉がわからないこともあり、ペット自身が望む供養方法はありません。
ペットも人間の同様に供養方法が多種多様に存在しますが、飼い主が最も納得できる方法を見つけましょう。
⑵ ペットの永代供養の流れをご紹介
次に、ペットに関する永代供養の納骨までの流れをご説明します。
愛犬や愛猫が息を引き取ったら、ご自宅のいつもリラックスして過ごしていたところでご供養してあげましょう。
また、大好きだったフードやお花も供えてあげて、線香を立ててあげるとさらに安心して眠りにつけます。
飼い主も焦らず心が落ち着いてから、火葬や供養の手続きをしましょう。
手続きをする際は、お電話もしくはメールフォームを利用して専門家の方へ相談しましょう。
専門の方にお伺いすることで、わからないことや詳細について丁寧に供養の段取りを手配してもらえます。
火葬の契約を済ませると葬儀会社で火葬をしてもらいます。
ここでペットの姿を見るのが最後なので、感謝の気持ちとお別れを告げましょう。
火葬方法については、『合同火葬』と『個別火葬』する方法があります。
❶ 合同火葬 とは他のペットたちと一緒に火葬し、その後霊園側に一任した上で合同墓地に埋葬されることです。
一緒に火葬するので立ち会いやご遺骨を拾う事はできず、ご遺骨が他と混ざるため持ち帰れません。
合同火葬の価格相場は小動物は1万円からで、小型犬や猫などは2万円ほどで火葬から永代供養まで全てお任せすることが可能です。
そのため、経済的にも優しく、飼い主の精神的負担も少なく済ませられるでしょう。
❷ 個別火葬 とは個別で合同火葬のようの全てを業者に任せることです。
一任の個別火葬と合同火葬の違いは、
・火葬を個別で行ってくれるかどうか
・火葬時の立ち会いの可否、ご遺骨を受け取れるかどうかです。
一任の個別火葬は、小動物は1万5000円からで、小型犬や猫などは2万5000円ほどでご依頼できます。
※(注意) 『個別火葬』と言って、実際は合同火葬で済ませる悪徳業者もいます
❸ 訪問火葬 とは時間がない方でも頼みやすく、迅速な対応が可能で自宅付近でできます。
近隣の余裕のあるスペースに訪問火葬車を駐車し、その場で火葬してもらいご遺骨を受け取れます。
自宅から火葬場まで行くこともなく、24時間丁寧に対応してくれるところがほとんどなので、時間がない方や思い出の場所で火葬したいという方は、訪問火葬を選んでみてはいかがでしょうか。
最後の最後まで寄り添って見届けたいと、火葬の立ち会いをご希望される方も増えています。
このように火葬の立ち会いをお考えの方は、個別の立ち会い火葬をおすすめします。
最近では、ご葬儀と火葬が同じ場所で行える霊園も増えていて、場所を移動せずに火葬をしてから、ご遺骨を拾ったのちにそのまま納骨まで終えられます。
お別れにじっくりと向き合い、ゆっくり最後の時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
火葬をおこなった後は、ご遺骨を引き取って霊園や納骨堂に埋葬、納骨しましょう。
ペット専用の霊園を探す際に決めておくべきことが2つあります。
1つ目は、宗教や宗派にこだわるかどうか
2つ目は、個別のお墓か合同のお墓のどちらにするかです。
ペット霊園にはお寺が管理する仏式の霊園と、宗教不問の霊園の2種類があります。
檀家になることを求められはしませんが、供養のために卒塔婆(そとば)が飾っていたり、お経のテープが常に流れていたりすることもあるでしょう。
お寺が管理する霊園は、ペットを不可としているところもあるので直接霊園にお問い合わせてみましょう。
また、ペットと一緒のお墓に入りたいと考えられる方もいるのではないでしょうか。
ペットも大切な家族の一員ですから死んでからもずっとそばにいてあげたいですよね。
ペットと一緒に入れる永代供養のお墓もあるので、そのようなお墓を希望される方は、一度詳しく調べてみましょう。
❖ まとめ
今回は、ペットを永代供養する際の流れをご紹介しました。
多種多様なご供養方法がありますので、ご自身に合う方法を検討してみてください。
心のこもったご供養ができればきっとペットも喜んでくれるでしょう。
この記事が愛するペットの永代供養を考える際に少しでも参考になれば幸いです。