お墓の維持・管理や供養をしている方の中には、後継ぎがいない方やお墓から離れた場所に住んでいるため、
管理が難しい方もいらっしゃいますよね。
そのような方のための供養手段として、『永代供養』というものがあります。
この記事では、永代供養について解説します。
⑴ 最近増えている『永代供養』とは?
永代供養とは、ご親族に代わって寺院がお墓の管理や供養をすることです。
そのため、永代供養では法要行事のたびにお墓に足を運ぶ必要がありません。
“ お墓から離れた場所に住んでいる ” といった供養が難しい事情をお持ちの方にオススメです。
また、ほとんどの場合、永代供養には「33回忌まで」などと契約期間が定められており、
契約期間が過ぎると他のご家族の方と一緒に合祀されます。
永代供養には【合祀型】と【個別型】という2つの方法があり、
永代供養の費用が異なります。
① 【合祀型】とは、他の方の遺骨と共に埋葬する方式です。
合祀型で埋葬してしまうと戻せなくなりますが、費用が安いという利点があります。
骨壷からご遺骨を取り出して他の方のご遺骨と一緒に埋葬されます。
費用は3万円~10万円程度と、永代供養の中では最も安く抑えられるでしょう。
ただし、合祀ですから、他人様のご遺骨と一緒になってしまいます。
他の遺骨と一緒にまとめることに抵抗がある方は、【個別型】を選びましょう。
②【個別型】とは、個人のお墓に埋葬した後に合祀に移す方式です。
通常のお墓と同じように一定の区画があり、墓石を建てます。
個別の墓石を建てますので、費用は他の永代供養墓よりも高くなるでしょう。
多くの寺院は、初期費用のなかに管理費を含んでいるため、月額料金は払わないことが多いです。
また、合祀型よりも費用は高くなりますが、一定期間は個人のお墓に埋葬されているため、数年間は一般的なお墓と変わらない感覚でお墓参りができます。
石碑などがある納骨スペースに、区画を分けて、複数の方の骨壺を納める集合墓というものもあります。
費用は、個別の区画に納骨しますので合祀墓よりは高くなるでしょう。
また、建物の中に造るご遺骨を収蔵できる、『納骨堂』と呼ばれる施設もあります。
③【納骨堂・個別型】
近年、一番主流となっている納骨手段です!
この場合、ご遺骨は、通常骨壺に入れたまま収蔵します。
費用は、場所や種類・納骨期間などにより違うので、それによって大きく変動するでしょう。
納骨堂はお墓と違って屋内に納骨するため、
・雨天でも参拝可能
・冷暖房完備
・草むしり、お墓そうじが不要
といったメリットが多数あります。
⑵ 永代供養を利用する方の背景を紹介
永代供養を行なっている寺院や霊園のほとんどが、宗教や宗派を問わず受け入れているようです。
誰でも利用できる永代供養ですが、利用者にはどのような背景があるのでしょうか?
永代供養では寺院にお墓の管理を代行してもらいます。
そのため、お墓の管理に関しての家族や子供の負担を減らすために、永代供養をされる方も増えてきています。
家族代々でお墓を守っていくという考え方も徐々に変化しているのかもしれません。
利用者の中には、仕事の関係でお墓から離れた場所に住んでいる方も多いです。
お墓が遠方にあると、法要行事のたびに時間と労力が必要になります。
お墓の近くに住む親族の方がいなければ、永代供養をオススメします。
また、お墓を所有していない方は、ぜひ永代供養を検討してみてください。
墓石を購入する場合は高額の費用がかかってしまいますが、永代供養の場合は墓石代を安く抑えられます。
合祀型を選択すると墓石は合同のものになるため、墓石代はかかりません。
⑶ 永代供養を利用する際の注意点
「初めに聞いていた金額と違う」
「供養の回数が少ない」
など、費用とサービスが合わないまま、永代供養の契約をしてはいけません。
そうならないために、注意するべきことをご紹介します。
① 供養の頻度
寺院や霊園によって、供養の方法は異なり、中には年に数回、季節の法要行事だけ合同供養を行うところもあります。
そのため、依頼する寺院や霊園がどれだけ手厚く供養してくれるのか、回数と規模や内容などを見て確認しましょう。
② 埋葬する人の人数
書かれているほとんどの価格帯は一人あたりの金額です。
ご夫婦やお子様など複数人での利用を考えている方は、最終的な総額をきちんと把握しておきましょう。
③ 墓石の種類とデザイン
個別型を選択する場合はお墓を建てることになります。
墓石価格は、種類やデザイン、墓地の広さなどによって価格が大きく左右されます。
高い場合だと墓石だけで50万円以上になったといった事例もありますので、焦らずゆっくり料金と内容をしっかり理解しておきましょう。
④ 納骨の時期
合祀型を選択する場合は、のちにご遺骨を取り出すことが不可能になります。
そのため、いつ、どの時期に納骨するのが良いのか、迷われるご遺族も多いでしょう。
例えば「四十九日法要の後か、三十三回忌の後かどちらにしよう…」
など、悩んでいるうちに、ご寺院や霊園の決まりに従い合祀されてしまうこともあります。
後から気が変わったと言っても後戻りはできませんので、ご家族の考え方に応じて、
『合祀型』か『個別型』、どちらが良いのか選ばれることをオススメします。
❖ まとめ
永代供養について、お分かりいただけたでしょうか?
弊社【お坊さん派遣.com】では、納骨堂を京都市東山区に所有しています。
・交通の便が大変良い場所
・無料駐車場完備
・車椅子での参拝可
・冷暖房完備
・お食事処も併設
等々、ご親族の参拝もしやすいでしょう。
費用は納骨の年数によって様々ですが、関西地区最安値 です!
※通常、【永代供養】=『合祀』(最初から他人の遺骨と一緒に納骨)が大半ですが、
弊社では依頼者様からの強いご要望にお応えし、
『合祀』ではなく、『個別安置』に特化 致しております。
いくつかのプランがありますので、ご予算に合ったものをご選択可能です。
※ 事前のご見学も随時承っております。
関西地区で永代供養をする場所をお探しの方は、
どうぞお気軽に、弊社【お坊さん派遣.com】までお電話(0120-44-4649)下さい。