皆さんはお通夜や葬儀の際につけていくアクセサリーについて、正しいマナーをご存知ですか?
お通夜やお葬式の際、親族の方などに失礼のないようにマナーを守った服装をしなければいけません。
アクセサリーや小物に関するマナーは、いろいろな風説があってどれが正解かわからないという方はいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、お通夜や葬式につけていくアクセサリーのマナーや服装についてご紹介します。
⑴ お通夜や葬式につけていくアクセサリー
*アクセサリーは真珠を
葬儀に参加する際はマナーとして喪服を着ますが、この際にアクセサリーがないと、全体的に寂しい印象になってしまいます。
アクセサリーをつけていくこと自体はマナーに反していませんが、つけるものによっては葬儀に適するものとそうでないものがあります。
真珠は、輝きも控えめであることとその形が涙に似ていることから、葬儀につけていけるアクセサリーと考えられています。
真珠の色については白や黒などが無難と言われており、ピンクやグリーンの真珠は避けたほうが良いでしょう。
また、一般的ではありませんが、ジェットと言うアクセサリーも葬儀の際につけていけるものの一つとされています。
*お通夜
お通夜に参列する際は、訃報を聞いて時間がない場合など、喪服で参加できないことがあります。
その場合何もつける必要はありませんが、通夜に喪服で参加する場合、洋装であれば葬儀と同じように白や黒の真珠のネックレスを選ぶと良いでしょう。
⑵ お通夜や葬儀の際に避けるべきアクセサリー
*ゴールド・シルバーのアクセサリー
お通夜や葬儀の際に避けるべきアクセサリーが、ゴールドやシルバーの輝きの強いアクセサリーです。
輝きの強いアクセサリーは装飾品と考えられるため、故人との別れを悲しむ場所につけていくアクセサリーとしてはふさわしくないと考えられています。
また、オニキスなども同様の考え方から、避けたほうが無難と言えるでしょう。
*派手なもの
派手なピアスやネックレスは避けましょう。
お通夜に使えるピアスやイアリングは、真珠一粒台座に付いているものです。
真珠が台座からぶら下がっているものは、避けましょう。
二連のネックレスもマナー違反です。
真珠が一粒ついたチェーンのネックレスは装飾用であり、問題ありません。
⑶ アクセサリー以外の小物
アクセサリーと同様に、バッグなどの小物を持っていく際も、留め具が光沢のある金属でできているものは避けたほうが良いでしょう。
特に革製のバッグは、エナメルやクロコのような、華やかな素材は葬儀の場では避けましょう。
小物の色は黒で統一し、大きすぎないものを選ぶのが良いとされています。
また、髪型にも気を付けましょう。
ショートヘアーの方は、そのままでも良いでしょう。
ロングヘアーやセミロングヘアーの方は、耳が見えるようにまとめておきましょう。
葬儀でお辞儀する際に、髪の毛が顔にかからないためや、ご焼香の際に髪がお香につかないようにするためです。
髪に飾るアクセサリーも華美なものは避けましょう。
金属製のアクセサリーはもちろん、リボンも大きすぎるものは避けましょう。
⑷ どのような服装をしていけば良いの?
お通夜や葬儀に参加する場合、どのような服装をしていけば良いのか迷う方もいらっしゃるでしょう。
男女別にご紹介します。
*男性
黒で光沢素材ではないスーツを着用しましょう。
ジャケットのデザインは、シングルでもダブルでも構いません。
しかし、パンツは裾がシングルのものを着用しましょう。
ワイシャツは、白無地のレギュラーカラーのもので、色柄物やボタンダウンのものは避けましょう。
ネクタイは、光沢のない黒無地で、結び方はくぼみを作らないようにします。
ベルトは、目立つデザインのものは避け、黒無地でシンプルなものを選びましょう。
靴下は、黒の無地を着用しましょう。
靴は、革靴で、金具などの飾りが付いていないもので、紐で結ぶデザインのものが好ましいです。
*女性
黒いワンピースやセットアップ、黒のスーツなどを着用しましょう。
スカートの丈に気を付けましょう。
短くても膝が隠れる程度のものにしましょう。
膝下からふくらはぎまでの丈が一般的です。
また、胸元が大きく開いたデザインも避けましょう。
レースに関しては、ふち取りなどごく控えめに入っている程度は構いません。
また、刺しゅうも華美に見えないデザインにしましょう。
ベージュのストッキングやタイツは、避けましょう。
薄手の黒ストッキングが基本です。
日頃から用意しておきたいものですが、どうしても手持ちにない場合は、コンビニなどで購入しましょう。
❖ まとめ
今回は、お通夜や葬式につけていくアクセサリーのマナーや服装についてご紹介しました。
故人の方との最後の時間は、きちんとマナーを守った上で過ごしたいところですね。
今回紹介した以外に、葬儀やお通夜に関してわからないことなどありましたらお気軽にご相談ください。
ぜひ一度、弊社までお問い合わせください。