「通夜や葬儀に参加した経験が少なく、知識が少なくて困っている」
「香典の渡し方って決まっているの?」
そんなお悩みや疑問を持つ方もいらっしゃるのではないでしょうか?
通夜や葬儀はあまり経験するものではなく、参列する際にどのような点に注意したらいいのか分からないですよね。
特に、香典の渡し方が分からずに困っている方は多いです。
そこで今回は、通夜や葬儀における香典の渡し方について紹介します!
❖ 香典とは
昔は故人に線香や香木などを香典としてお供えしていましたが、時代が変わるにつれて現金に置き換わりました。
そのため、現在では現金を不祝儀用の水引を結んだ袋に包んで渡されます。
また、香典には相互扶助の意味合いもあります。
現金を渡すことで、葬儀や火葬などの突然の出費にも対応しやすくなるからです。
❖ 通夜や葬儀における香典の渡し方と注意点
❶ 渡すタイミング
香典は、ご自身が弔問する際に1回で渡すことおすすめします。
何度も渡してしまうと、不幸の重なりを連想させてしまうからです。
そのため、通夜と葬儀の両方に参列する場合は通夜で渡すようにしましょう。
葬儀でもう一度渡す必要はありません。
また、通夜と葬儀のどちらかのみ参列する場合は、参列した際の弔問で渡します。
❷ 渡し方
香典は、受付で記帳を済ませた後に渡します。
実際に渡す際は、ふくさから香典袋を取り出し、両手で差し出すようにしましょう。
また、その際にはお悔やみの言葉を添えて渡します。
しかし、受付がない場合もあります。
その場合は、遺族へ直接手渡す、もしくは御佛前に供えます。
❖ 参列できない場合の香典の渡し方
❶ 後日渡す
香典は通夜や葬儀が終わってから渡しても問題はありません。
そのため、後日遺族に弔問をして渡すことも可能です。
しかし、四十九日が過ぎているかどうかによって表書きが変わるため注意が必要です。
❷ 代理人に頼む
代理人に頼んで香典を渡してもらうのも方法の1つです。
しかし、目上の方に代理を頼むのは避けましょう。
❸ 郵送で渡す
遠方で参加できない方が使う方法が郵送です。
その際、現金書留を利用して郵送をします。
しかし、郵送の際には参列できなかったことを詫びる手紙を同封することを忘れてはいけません。
❖ まとめ
今回は、通夜や葬儀における香典の渡し方について紹介しました。
このように、香典の渡す際にはいくつかの決まりごとがあります。
もしこれから通夜や葬儀をされるようでしたら、今回の記事を参考にして、香典の準備をしてみてください。
また、通夜や葬式に関して分からないことがありましたら、ぜひ一度、気軽にご相談ください。
法務経験が豊富な僧侶が、皆様のお問い合わせをお待ちしております。