「お通夜や葬儀、告別式という言葉は聞いたことがあるけど、それぞれの違いってなんだろう?」
葬儀に参列したことがない方の中には、このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、お通夜と葬儀と告別式の違いについて解説します。
❶ お通夜
お通夜とは、家族や親族が故人との別れを惜しみ、最期の夜を過ごす儀式のことです。
かつては、線香やろうそくの火を絶やさないようにして、一晩中故人を見守る儀式でした。
しかし、時代とともにお通夜の流れも変わり、一般の方も参列しやすいように18~19時頃から読経が始まり、夜のうちにお開きになる「半通夜」を行うところが増えました。
お通夜の流れは、地域や宗派によって様々ですが、多くは僧侶による読経、焼香、法話があります。
その後、遺族による「通夜振る舞い」が行われることがあります。
通夜振る舞いでは、遺族が僧侶や参列者への感謝の気持ちを込めて食事を出しますが、本来のお通夜の意味を考え、必要以上の長居は控えましょう。
❷ 葬儀と告別式
お通夜の次の日に行われるこの2つの儀式は元々意味もタイミングも違うものでしたが、現在は葬儀のあとに告別式を引き続き行うのが一般的になりました。
最近では、葬儀と告別式とをひとまとまりにするケースも増えています。
それでは葬儀と告別式の本来の意味をみていきましょう。
* 葬儀
故人の成仏を願い、冥福を祈る宗教的な儀式のことです。
故人の家族や親族など、親しい人たちだけが集まり、僧侶に読経をあげてもらいます。
葬儀には、残された人たちが故人の死を受け入れられるよう援助するという意味もあります。
* 告別式
家族や親族だけでなく、友人や近所の人、会社関係の人など、故人と交流のあったすべての人たちがお別れをするための儀式です。
焼香や祈祷、献花などが告別式にあたります。
本来は家族や親族でなければ告別式に参列するものですが、仕事や用事で告別式に出席できない方のために、お通夜でも一般の方が参加できることが多いです。
お悩みの方が多い香典を渡すタイミングについても触れておきましょう。
訃報を受けてからお通夜までが間もない場合は、不幸を予期していたような印象を与えるので、葬儀のときに渡すのがよいでしょう。
どちらにも出席できないのであれば、その旨を遺族に伝えて後日香典を送るのがよいです。
❖ まとめ
今回は、お通夜と葬儀と告別式の違いについて解説しました。
どれも故人とのお別れを惜しみ、最期を見送る大切な儀式です。
それぞれの言葉の意味を理解して、故人への哀悼や遺族へのお悔やみをしっかり伝えましょう。
また、弊社【お坊さん派遣.com】では僧侶の手配をメインとして、お葬式や法事、納骨に至るまで様々なご相談に対応いたします。
もし何かご不明な点がございましたら、お気軽にお電話(0120-44-4649)ください。