「納骨ってどのようにすればいいの?」
「宗派によって納骨の方法や時期が違うって本当?」
「納骨する時にどのくらい費用がかかるのかがわからない。」
このような話を聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
一般的に、散骨などで供養しない場合以外は、お墓や納骨堂に納骨する形をとることが多いと思います。
しかし、一口に納骨といっても地域や宗派によって様々な風習があり、それによって納骨の方法や費用は異なってきます。
そこで今回は、日本で最も信仰者の多いとされる浄土真宗の納骨の費用と方法について紹介していきます。
❶ 納骨の方法
納骨の方法としては、お寺に四十九日法要の依頼と石材店に彫刻の依頼をし、その後納骨式を行うことが一通りの手順です。
浄土真宗の中にも独自の方法をとる宗派があるので、細かいしきたりは菩提寺(ぼだいじ)の方や、お寺の方に尋ねてみることをおすすめします。
納骨式では、僧侶がお経を読み、焼香した後、骨壷をお墓に納めます。
納骨時には火葬時に受け取る【埋葬許可証】をお寺や霊園に提出する必要があります。
また、霊園で納骨する際は、墓や納骨堂の【使用名義人の使用許可証】が必要になります。
❷ 納骨の時期
浄土真宗における納骨の時期は、故人のお通夜、お葬式後の四十九日法要の後に納骨されるのが一般的です。
基本的には、“いつまでに納骨しなければならない” といった納骨の期限はありません。
しかし、地域や宗派の中には、納骨を済ませないまま年を明けてしまうと亡くなった方が浮かばれないといった独自の風習がある場合もあります。
❸ 納骨の費用
お墓に納骨する際には、墓石の彫刻料、お坊さんへのお布施、お墓に納骨する作業代などが必要となり、合計で数万円〜10万円ほどかかります。
相場としては、彫刻料が3〜4万円ほど、お坊さんへのお布施が3〜5万円ほど、お墓に納骨する作業代が1〜2万円ほどになります。
また、墓石から準備する場合は40〜100万円ほどかかるため、ご家庭によっては四十九日法要の日に納骨ができない場合もあります。
❖ まとめ
今回は、浄土真宗の納骨の方法と費用についてご紹介しました。
地域や宗派によって様々な風習があり、それによって納骨の方法や費用も異なります。
最近、世間でお墓の管理が問題となっている中、お坊さん派遣について考える良い機会かもしれません。
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