「浄土真宗のお経には、どんな意味があるんだろう?」
こういった疑問をお持ちの方は、いらっしゃいませんか?
浄土真宗を信仰している方は、全国に約2,000万人いると言われ、わが国最大級の宗派とも言われております。
「南無阿弥陀仏(なもあみだぶつ・なむあみだぶつ)」というお経を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
しかし、実際にお経の内容を知っている方はあまり多くありません。
そこで今回は、浄土真宗のお経の意味について、ご紹介します。
❖ お経の意味
お経は、故人の成仏を願って読まれていますが、実は葬儀や法事に参列している方々のためにも読まれていることはご存知でしょうか?
一定のリズムに則りお経を読むことで、覚えやすく、親しみやすく、お経を唱えやすくする効果があります。
❖ 正信偈(しょうしんげ)はお経?
浄土真宗について、「帰命無量寿如来」(きみょう むりょう じゅにょらい)ではじまる「正信偈」をイメージする方も多いと思います。
しかし、実は「正信偈」はお経ではないのです。
親鸞によって書かれた「教行信証」の中に出てくる教えの1つであり、お経とはまた違うものに当たるのです。
内容としては、前半では後述する無量寿経の内容の説明がされています。
そして後半の中で、インドから中国、そして日本へこの教えを広めた高僧(お坊さん)の功績を讃えています。
では、この宗派におけるお経には、どういったものがあるのでしょうか。
* 仏説阿弥陀経(ぶっせつあみだきょう)
仏説無量寿経が「大経」と呼ばれるのに対して、こちらを「小経」と呼ぶこともあります。
阿弥陀経は、法事や葬儀で最もよく読まれるお経です。
阿弥陀仏と極楽浄土の様子が詳しく説かれており、「シャーリーホー」と幾度にわたって出てくる特徴があります。
* 仏説無量寿経(ぶっせつむりょうじゅきょう)
無量寿経は「大教」という別名でも呼ばれる、とても有名なお経の1つです。
序論、本論、結論の3つで構成されており、法蔵菩薩が行ったことをまとめています。
法蔵菩薩は、人々を救うために「仏陀」になることを目指しました。
その誓いとして48個の願いをし、その全てを叶えて法蔵菩薩は阿弥陀如来になりました。
その後、極楽浄土を見出したのです。
この物語を説いているのが「無量寿経」です。
❖ まとめ
今回は、浄土真宗のお経の意味について、ご紹介しました。
今まで葬儀の際に意識することなく聞いていたお経も、意味を知ることでまた違った見方ができますよね。
ぜひ今回の記事を参考に、浄土真宗について理解を深めていただけたら、幸いです。
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