浄土真宗の方で、お経の意味について知りたいという方はいらっしゃいませんか。
「法要でお坊さんが読むお経の意味を知りたい」
「状況によって、読まれるお経はどのくらい異なるのか知りたい」
こうお考えの方もいらっしゃるはずです。
そこで今回は、浄土真宗のお経の意味について解説します。
❖ お経の意味
浄土真宗では、法事や葬儀の際に3種類のお経が読まれることが多いです。
法事や葬儀では、お経は故人の成仏を願うために読まれていると考える方が多いですが、ほかにもお経を読む意味があるのです。
実は、お経は故人のためだけでなく、法事や葬儀に参加している人のためにも読まれているのです。
一定のリズムでお経を読むことで、故人の死に悲しんでいる方の心を落ち着かせ、前向きな気持ちにさせる効果があるのです。
❶ 阿弥陀経(あみだきょう)
阿弥陀経は、法事や葬儀で最も良く読まれるお経です。
阿弥陀経は、まず極楽浄土がどのような存在であるかを説明しています。
その後、阿弥陀仏の存在と、念仏を唱えることで極楽浄土へ行けることを述べて、人々に念仏を唱えることをすすめているのです。
❷ 無量寿経(むりょうじゅきょう)
無量寿経は、阿弥陀経と同じくらい有名なお経の1つで、序論、本論、結論の3つで構成されており、大教という別名でも呼ばれます。
無量寿経は、法蔵菩薩が行ったことをまとめたお経です。
法蔵菩薩は、人々を救うために仏陀という存在になることを目指し、仏陀になるための誓いとして48個の願いをします。
その後、48個の願いをすべてかなえて法蔵菩薩は阿弥陀如来になり、人々が目指すべき極楽浄土を見出したのです。
この一連のストーリーを説いているのが無量寿経です。
❸ 正信偈(しょうしんげ)
正信偈とは、親鸞の書いた本である「教行信証」の中に出てくる教えの1つで、厳密にはお経ではありません。
しかし、浄土真宗の開祖である親鸞の直接の教えであるため、法事や葬儀でよく読まれています。
正信偈の内容は、まず前述した無量寿経の内容の説明です。
そして、後半でこの教えを中国、インド、日本に広めた僧の功績をたたえる内容が書かれています。
❖ まとめ
今回は、浄土真宗の方へ、お経の意味をお伝えしました。
普段意識することがないお経の意味ですが、お経には多くの意味が含まれています。
今回お伝えした情報を参考にして、お経の意味を考えてみてはいかがでしょうか。
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