「檀家をやめたいけど、やめ方が分からない。」
「檀家をやめたら僧侶をどうやって手配したら良いの?」
このように、最近では檀家をやめたいと悩んでる方がたくさんいらっしゃいます。
原因としては
①昔のように、一つの家に何世代の人が住み続ける家庭が年々減少しているため
②檀家制度の場合、『年次冥加金』『寺院維持管理費』『寺院修復費』等、菩提寺側からの請求が毎年・または定期的にあるため、経済的に困難である
といった理由で「やめる」「やめたい」という方が年々増加傾向にあります。
しかし、「檀家をやめたらどうなるのか?…」と不安をお持ちの方がいらっしゃると思います。
そこで、今回は『檀家をやめるメリット・デメリットとやめ方』についてお話します。
❖ そもそも檀家とは?
昔から代々、葬式や法事のときに、特定のお寺にお世話になっている家を言います。
具体的に、通夜・葬式・法事の際にお経を読んでもらったり、先祖代々の墓地管理を代わりにしてもらったりします。
その代わりに檀家は、お寺にお布施を支払い、お寺の経済的支援を行います。
❖ 檀家をやめるメリット
①お寺へ支援金を支払わなくて済む点です。
経済的に楽になることは間違いありません。
②お寺の住職の方と関わることがなくなります。
気遣いや人間関係の問題でのストレスから解消されます。
❖ 檀家をやめるデメリット
一般的に、お寺の僧侶は檀家にしか仏事を行いません。
ですので、一度離檀してしまったら、そこのお寺と関わりがなくなってしまい、仏事を頼 めなくなります。
❖ 檀家のやめ方
⑴ まずはお寺の住職に相談
断る理由をしっかりと伝えれたら、檀家をやめられます。
実家がお寺から遠い場所に移った、というような納得のいく理由を述べるのが一番です。
⑵ 話が進められない場合は、自治体の相談窓口に相談
檀家をやめるのを避けるために、高額な離檀料を請求してくるお寺も中には存在します。
そういったときには、自治体の相談窓口に相談してみましょう。
⑶ 改葬の準備
檀家をやめると、菩提寺の敷地内や菩提寺が管理する墓地内に先祖の墓地がある場合は、【お墓の移設】または【墓じまい】をする必要があります。
新しいお墓を決めてお骨の受け入れ書を作成してもらったり、改葬許可証の申請や受け取り、埋葬証明を元々の墓地の管理者から発行してもらったりします。
また、近年では墓じまい後に【納骨堂】(屋内型のロッカータイプの中に安置)へ移骨するケースが急増しています。
※弊社【お坊さん.com】では、【納骨堂】も完備致しております。
詳細はお電話(0120-44-4649)にてお問い合わせ下さい。
❖ 最後に
以上が、檀家をやめる方法です。
檀家をやめる際、ごく稀に費用がかかる可能性がありますのでよく検討してください。
檀家をやめてしまった後、僧侶の委託はどうしたらいいのか分からない場合は、お坊さん派遣が便利です。
派遣会社に問い合わせをしたら、電話一本で仏事を頼めます。
離檀した後に、一周忌・三回忌・七回忌等々の法要がある場合、一度依頼してみると良いでしょう。