法事をする際、皆さんはどのようにお坊さんを呼ばれていますか?
ほとんどのご家庭が、檀家としてどこかのお寺にお世話になっていて、そのお寺からお坊さんを呼ばれると思います。
ですが、皆さんこう思ったことはないでしょうか?
「何年かに1回あるかないかの法事のために檀家である必要はあるのかな?…」
お坊さんを呼ぶ機会が少ないのであれば、檀家である必要性がなくなってきますよね。
ここで重要なのは、檀家でなくてもお坊さんを呼べるのかという点です。
そこで今回、ご紹介するのが『お坊さんの派遣サービス』です。
【檀家制度】と【お坊さんの派遣サービス】の違いにふれながらお話していきます。
❖ 檀家制度
檀家制度では、法事や葬式などといった仏事をお寺さん・お坊さんに任せられます。
そのお寺の専属のお坊さん(住職・副住職・役僧・法務員)がいて、何でも相談ができる点が特徴です。
では、もう少しメリットとデメリットを整理していきます。
【メリット】
① 先祖代々の墓地を管理してもらえる(墓地が菩提寺の境内や隣接地にある場合)
② お盆の忙しい時期でも、法事の対応をしてもらえる(菩提寺側から日時指定される場合もあります)
③ 昔からお坊さんと顔なじみなので、葬儀や法事など、困ったときに仏事の相談がしやすい
このようなメリットから、檀家になる方が多いです。
【デメリット】
① お布施の金額を指定されたり、寄付金・寺院維持費などの出費がかさばる
② お寺の経済支援(給料・年間維持費・修復費)のため、寄付金を求められる
③ 葬儀・法事の際、他のお寺に頼めなくなる
④ お坊さんを選べないので、嫌なお坊さんであっても我慢が必要
デメリットを見て分かることは、お金がたくさんかかる点です。
入檀する際には、相場で10万程度、お寺の支援や退檀する際、葬祭や法事以外にもお金がかかってしまいます。
(注)全てのお寺が該当するわけではありません。
❖ お坊さん派遣
派遣会社には様々な宗派のお坊さんが多数登録しているため、檀家に入っていなくてもお坊さんを呼べる仕組みです。
【メリット】
① 料金が安価で事前に明確に示されている
② 檀家に入らなくて良い
③ 寄付金等の要求・請求がない
経済的な出費を抑えたい方にはおすすめのサービスです。
【デメリット】
① 本当に当日時間通りに来てくれるのか心配
② 初めて依頼した時、どんなお坊さんが来るのか不安 (身なり・言動・お坊さんの実務年数・お経の上手い、下手)
『派遣』という名前から、不安に思われる方が多いようですが、安心の実績を持つ派遣会社も多くあります。
ただ、全ての派遣会社が、「どんなお坊さんが依頼者側へ出向しているのか?」を把握できているわけではありません。
実際に登録しているお坊さんと面識がある派遣会社は全体の20%以下とも言われています。
理由としては
①事業規模が全国対応のため、登録人数が多数のため、全ての僧侶との面談が不可能。
したがって、提出書類のみで登録 ⇒ 依頼者側へ派遣 となります
②エリア限定・地域密着型の派遣会社は面談必須が大半
※弊社『お坊さん派遣.com』では、お坊さんが登録前に必ず面談(僧侶歴・お経のオーディション・接遇面・身なり・言動等々)をし、弊社理念にご賛同いただけるお坊さんのみが登録しています。
一度ご縁があった依頼者様からのリピーターや、友人・知人のご紹介を多く頂いている事は弊社が最も自負するところであります。
❖ 最後に
今回は、【檀家制度】と【お坊さんの派遣サービス】の違いについてご案内致しました。
経済的かつ気軽にお坊さんを呼べるのはお坊さんの派遣サービスですね。
年単位であるかどうか分からない法事のために、檀家として寺に入るのはお金がかかってしまうので、経済的に厳しい方はお坊さん派遣をおすすめします。