今回はお坊さん派遣業者が宗派ごとに、どのような違いがあるのかをご紹介します。
「菩提寺との関係は解消できたけど、やっぱり故人が信仰していた宗派で法要を行いたい」、
「派遣会社では宗派の違いにもしっかり対応してくれるの?」
など、お坊さん派遣業者にいくつか疑問をもっている方もいらっしゃるでしょう。
実際には、ほとんどの僧侶の派遣会社では、仏教の中でもたくさんの宗派に対応しており、キリスト教や神道など仏教以外の法要も承っています。
そのため、無宗教の方でも法要を行うことは可能となっています。
そこで今回の記事では、お坊さん派遣業者では、
「具体的にどのように宗派で違いがあるのか?」、
「宗派を指定するときには何に気を付ければいいのか?」
という2点を中心に説明していきます。
❖ 仏教にどのような宗派が存在するのか
日本にはさまざまな仏教の宗派が存在しており、それぞれが成り立った経緯や時期が違い、さらに教えで異なっていることもあります。
代表的なものだけで13種も宗派が存在します。
法相宗、律宗、華厳宗、真言宗、天台宗、日蓮宗、浄土宗、浄土真宗、融通念仏宗、時宗、臨済宗、曹洞宗、黄檗宗、
このようにたくさんの宗派が存在します。
僧侶派遣業者を利用する際は、どの宗派に属しているのか必ず聞かれます。
万が一宗派がわからなかったとしても、何も問題ありません。
ただし、自分のルーツを知るという観点から、一度どの宗派に属しているのか確認してみるのが良いでしょう
また、僧侶派遣業者はすべての宗派に対応しているわけではないので、その点は注意する必要があります。
❖ 宗派を指定する際に気を付けるべき点
①価格
宗派指定すると追加料金が発生する僧侶派遣業があるので、数万円は見積もっておいたほうが良いでしょう。
②儀式の違い
例えば、法要を行う際、ほとんどの宗派では「魂・お性根」を入れたり抜いたりする「開眼供養」、「閉眼供養」という儀式を行います。
しかし、浄土真宗は異なります。
読経供養は他の宗教と同じように行いますが、「魂・お性根」ではなく、浄土真宗独自の「入仏法要」「閉眼法要」というものを行います。
❖ まとめ
今回はお坊さん派遣業者が宗派ごとにどのような違いがあるのかをご紹介しました。
皆さんのお坊さん派遣に対する疑問は解決されましたか?
特に宗派にこだわりがない場合は、自身が信用できる宗派を選択して法要を行うようにしましょう。