ご親族がお亡くなりになり、いざお通夜、お葬式をしようというとき、
『檀家に入ってない、過去の宗派にこだわりがないがどうしたら良いかわからない…』なんてことありますよね。
「お坊さんを呼ばないといけない」
「宗派ごとの違いがわからない」
等々のお悩みはありませんか?
仏教徒ではあるけれど、信仰心が薄れてきており、お寺離れが激しい現在の日本では無理もない話です。
そこで仏教を宗派ごとに分けてご紹介いたします。
❖主な宗派
仏教の主な宗派をご紹介します。浄土系、天台系、真言系、禅系、日蓮系、奈良仏教系が主な分類で、これらの信仰者の合計は日本の仏教徒の98パーセントに及びます。
【天台宗(天台系)】
経典:『法華経』
開祖:最澄
主な考え方:1. 悟りの布石は打たれているので悟るか否かはあなた次第です。
2. 悟りの手段は唯一ではありません。
3. 自分が仏であることに気づきましょう。
4. 自分自身が輝きましょう。
【真言宗(真言系)】
経典:『大日経』、『金剛頂経』
開祖:空海(弘法大師)
主な考え方:即身成仏=生きたまま仏になることができます(悟りを開くことができます)
【浄土系】
A 浄土宗
経典:『阿弥陀経』、『無量寿経』など
開祖:法然上人
主な考え:「南無阿弥陀仏」を常に唱えることで平穏な日々を送ることができます
B 浄土真宗
経典:『浄土三部経』
開祖:親鸞聖人
主な考え:信仰心があれば自力ではなく阿弥陀如来の力で幸せになれます
【禅宗】
A 曹洞宗
経典:『正法眼蔵』
開祖:道元
主な考え:打算的でない無欲の座禅を通して悟りを得られます
B 臨済宗
経典:『般若心経』
開祖:栄西
主な考え:公案(難題)について考え悟りを得ることができます
【日蓮系 日蓮宗】
経典:『法華経』
開祖:日蓮
主な教え:題目=「南無妙法蓮華経」=仏を一心に信仰すれば自分の中に仏を現すことができます。
【奈良仏教系 法相宗、律宗、華厳宗】
基本的にお葬式は行わず、檀家も持ちません。
❖ まとめ
仏教を宗派ごとに一覧としてご紹介しました。
本来は先祖代々から信仰している宗派に基づいた葬儀をするべきなのでしょうが、宗派がわからない方が増えてきており自由葬(=宗派が違っても構わない葬儀)が増加している事も現実問題としてございます。
【お坊さん派遣会社】は、ほぼ全ての宗派に対応しておりますので、上記の一覧をご参考になりご連絡いただけると幸いです。