「初めまして。 この度、親戚から御社の電話番号を教えてもらいました。
実は、先日、夫が新型コロナウイルスに感染し、その8日後に逝去いたしました。
元々、糖尿病・高血圧等の持病があったので注意して生活しておりましたが、どうも職場で感染したみたいで、入院してからかなり重篤な状態が続き、残念ながら遺体との対面も叶わず、火葬後の収骨での対面となってしまいました。
残念ながらコロナ感染による逝去のため、通夜・葬儀が出来ませんでしたので、
せめて初七日の日に、
【葬儀】と【初七日】のお経をあげてもらいたいと思っています。
亡き夫と暮らしていたマンションにてお願いしたいのですが、可能でしょうか?
なお、葬儀社は呼ばず、親族と会社関係の方と約10数名の参列の予定です。」
といった内容のお電話でした。
早速、僧侶の手配をし、担当住職より、田中様へ
① 日時・場所 ② 法名の希望文字 ③ 質疑応答・ご要望
等のご挨拶電話をかけ、
昨日、施主様の自宅マンションにて御法要を勤修させていただきました。
コロナが日本へ入ってきて早や3年が経ちます。
近年ではこういったご依頼が少なくありません。
コロナでの御往生の場合、【通夜】【葬儀】が執り行えない為、
聞き慣れないワードですが、【骨葬】(こつそう)と言って、
収骨後、故人様のご遺骨を自宅に持って帰ってから、
ご遺骨の前で葬儀を行いたい
というご親族が多く、弊社でもご対応させていただいております。
田中様、この度は大変急な訃報に際し、心よりお悔やみ申し上げます。
どうかお力落としのないよう、当会スタッフ・僧侶一同、心よりより念じております。