昨日、弊社あてに下記内容のお電話をいただきました。
「【墓じまい】を検討中です。
祖母は『私はインターネットはわからないので、○○ちゃん(孫である私)に、墓じまいの手順やお坊さんの手配を調べて欲しい』と頼まれ、色々とネット検索する中、御社のホームページに辿り着きました。
御社では墓じまいの手配や、墓地の前で読経をしてもらえるお坊さんをお願いする事は可能でしょうか?」
勿論、可能ですので、お引き受けいたしました。
近年、お墓を新たにお求めになる方は皆無に等しく、むしろ、墓じまいを検討されている方が急増しています。
理由としましては、
① 先祖の墓地を引き継ぐ者がいない
② 立地条件が悪い場所にお墓があるため、足腰が不自由でお参り出来ない
③ 遠い故郷に墓地があるので、墓参りがなかなか叶わない
④ 残された子や孫に負担をかけたくない
等、様々な要因が生じるからでしょう。
そのため、長年管理してきた墓地を墓じまいし、【永代供養】へ切り替える
といった、新しい墓参りの形へ移行しているのが近年の傾向であります。
早速、墓地の場所を尋ねましたら、京都市西京区の【京都霊園】との事でした。
京都霊園は、京都市西部の広大な敷地の中に、12,000区画の墓地をもつ、京都最大級の霊園です。
弊社も今年に入り、18件目の墓じまいのご依頼を承りました。
早速、石材店と僧侶の手配をいたしました。
石材店さん曰く、
「また墓じまいのご依頼ですか。近年、新墓地購入よりも墓じまいで忙しいです。
月平均5.6軒は依頼がありますよ。」
とのことでした。
これは、京都霊園様に限らず、全国的に起こっている現象であります。
そして、日時の段取りを伺いますと、
長引くコロナ禍の影響もあり、密を避けて、ちょうど、お盆明けがいい
と皆様のご意向で、
8月23日(月)11時より、墓前にて弊社から手配した僧侶が読経いたし、皆様、ご焼香の後、
石材店さんが先祖のご遺骨を取り出され、墓石撤去工事へとりかかられました。
取り出されたご遺骨は、永代供養を行う京都市東山区の納骨壇へ移骨し、
今度は、引き続き、永代供養のご法要をお勤めいたしました。
鳥居家ご一行様、総勢12名の参詣にて、無事に【墓じまい】⇒【永代供養】の2つのご法要が終了いたしました。
永代供養終了後、施主である祖母様より、
「長年、案じておりました、墓じまいと永代供養が出来、安心しました。
この建物(永代供養の場所)は、
・エレベーターありで車椅子でも参拝できる
・冷暖房完備
・屋内なので雨天でも傘いらず
・何よりも、墓掃除や蚊にさされませんので最高ですな(笑)…」
とのお言葉を頂戴いたしました。
猛暑日の中、大変お疲れ様でした。
皆様に喜んでいただき幸いでございます。
この度はお世話になりました。ありがとうございました。